上半分:ヘアライン仕上に変更中 下半分:既存の鏡面仕上
ホテルの大理石研磨などの仕事で
お世話になっている企業様より、
「ギラギラの鏡面ステンレスの扉を、
ヘアラインに変更することはできるか !? 」
とのお問い合わせを頂きました。
遊戯施設から飲食店へと
全面改修工事中の現場。
施工対象箇所は、
・自動扉大×2 ・自動扉小×1
・固定の窓サッシ枠×2
・それぞれの表裏
研磨以前に、
粘着物の強烈なべたべたの処理が必要です。
施工は高所もあり、
駅前ゆえに人通りが全く切れず、
何かと気を遣う現場です。
自動扉が真ん中で合わさる、
縦の部分を磨いてみます。
ヘアラインの柄を複数パターン示し、
仕様を決定して頂きます。
「ヘアラインはシックで高級感が出るね」
元請の現場監督がおっしゃいます。
「次のテナントさんは、飲食の店舗さんだからね」
と、遊戯施設時のギラギラの鏡面はそぐわないと
判断されたようです。
「玄関・出入口」は、内界と外界の境であり、
『いろいろな念』が出入りし、あるいは留まる場とのこと。
鏡面・ヘアラインなど言いながらもつまるところ、
水研ぎの『水の力で場を潔め』た日々なのかも知れません。