油染み状況
ガス台周りは、
どうしても油が染みこんでしまいます。
また、年月が経てば経つほど抜くのに
手間と時間がかかってしまいます。
この度も、じっくり取り組ませて
頂きました。
(お客様ご提供画像)
染抜き後の様子
数ある薬剤の中から適した物を選びます。
表面的なシミに適した薬剤・・・
奥に浸透したシミに適した薬剤・・・
熱を加えたり、浸け置いたり
正解を知っている石に教えてもらいます。
積年の水によるくすみ(写真での表現困難)
場合によりますが、実は油の染抜きは
比較的結果が出易いと言えます。
むしろ課題は油染みが消えると感じてくる『水による』石のくすみです。
古いお墓のような、息を詰めたような
若々しさが失われたあの感じです。
研磨後の様子
くすみを抜いて乾かして抜いて、
を繰り返して、天板全体の若返りを
させて頂きました。
最後は研磨で仕上です。
石の精を感じられる天板となって
生き返りました。
コーティング完了時の様子
最後は浸透性コーティング剤 ( 油性 )
により、新たなシミから石を護ります。
お客様のご希望に合わせまして、
自然な風合いの仕上とさせて頂きました。
甦生後の様子