ワインをこぼしてしまい、表面が溶け艶が飛んだ大理石。

随分広範囲にこぼしたようです。

何とか周囲のツヤに合うように復元できないか、というご依頼です。

同時に、グレーの目地と石の縞に赤ワインが染みています。

このシミを除去して欲しいとの事｡

目地のシミがうまく抜けなければ、

廊下全域カラーリング補修となります。

画像手前の見切り部(こげ茶)から３枚分四周が手直し研磨部分。

手を入れていない奥の出隅脇(照明が映り込んでいる)の光沢値が約７８前後ですので､手直し部分は７５～８５の幅に調整しました。

目地のシミも抜け縞模様も自然な風情です｡

染抜きは、いろいろな薬剤を用い、温めたり冷ましたり手をつくし、復元できました｡

お客様も、

｢まさかこんなに良くしてもらえるとは！｣と感動のご様子。

なによりです。

( 目地補修の仕事はなくなりましたが… ）